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ENTRIQの1トレードとは|開始・終了で区切る過去検証の記録方法

ENTRIQの過去検証で、1トレードをどこからどこまでと区切るか。開始から終了までを自分で決める操作の流れと、戦略に合わせた区切り方の考え方を解説します。

過去検証で練習トレードを記録するとき、「どこからどこまでを1トレードにすればいいのか」で迷うことがあります。

ENTRIQでは、「開始」を押してから「終了」を押すまでが1トレードです。途中でポジションが一度ゼロになっても、自動では終了しません。どこで区切るかは、検証したい戦略に合わせて自分で決められます。一般的なトレード記録ツールでは、ポジションがゼロになった時点で1トレードとして扱われることが多いですが、ENTRIQは終了のタイミングを自分で選べる点が異なります。

この記事では、ENTRIQの過去検証における1トレードの考え方と、実際の操作の流れを解説します。

「1トレードとは何か」という一般的な考え方については、別記事「1トレードはどこで区切る?|数え方しだいで勝率も損益も変わる」で整理しています。この記事は、その考え方をENTRIQで実際にどう使うか、という実践編です。

ENTRIQにおける1トレードの定義

ENTRIQでの1トレードは、シンプルです。

「開始」を押してから「終了」を押すまでが、1トレードです。

その間に、エントリーや決済(=約定)を何回繰り返しても、途中で一度ポジションがゼロになっても、「終了」を押すまでは同じ1つのトレードとして扱われます。どこで区切るかは、あなたが検証したい戦略に合わせて決められます。

  • 開始:1トレードの始まりを、あなたが決める
  • 約定(エントリー・決済):その中で何度でも行える
  • 終了:1トレードの終わりを、あなたが決める

つまりENTRIQは、「ポジションがゼロになったら自動で1トレード終了」とはしません。終了を押すのはあなたです。これにより、後述するように短期の戦略でも中長期の戦略でも、同じ仕組みで検証できます。

なお「開始」は、他の多くのツールにはないENTRIQの考え方です。「これから1つの検証を始めます」という宣言にあたり、「終了」を押した時点で、その一連の売買が1件のトレードとして記録・保存されます。

操作の流れ

実際の過去検証での操作は、次のように進みます。

  • ステップ1:検証の「開始」 過去チャート上の任意のバーを選択し、「開始」をクリックします。ここが1トレードの記録の起点になります。
  • ステップ2:チャートを1本ずつ進める 「次へ」でチャートを進めます。この先がまだ見えない状態で、ローソク足の形やインジケーターから相場を読みます。
  • ステップ3:エントリー(発注) 狙いたい場面が来たら、数量を入力して発注します(例:買いなら buy、売りなら sell)。両建てしたい場合は反対方向を入力して進めることもできます。
  • ステップ4:決済 「次へ」で進め、決済したい場面で決済ボタンを押します。戦略が続いているなら、この間に分割売買や入り直しを何度行っても構いません。
  • ステップ5:検証の「終了」 戦略が完結した、または想定シナリオが崩れたら「終了」をクリックします。この時点で、一連の売買が1件のトレードとして記録・保存されます。

この「開始」と「終了」の間隔を、あなたが検証したい戦略に合わせて調整するのがポイントです。

一般的な記録と、ENTRIQの記録を並べると、違いが見えてきます。

一般的な記録(1売買で1トレード) 買う → 売る → 1トレード終了 ENTRIQ(開始〜終了で1トレード) 開始 → 買う → 売る → 買う → 売る → … → 終了 └ この間、何度でもエントリー・決済できる ┘

ENTRIQでは、1トレードの中で何度でも入り直せます。これが「一連の売買を1つの検証としてまとめる」ことを可能にしています。

戦略によって、区切り方は変わる

同じ「全決済(ポジションがゼロ)」でも、それが1トレードの終わりになるかどうかは、検証している戦略によって変わります。

中長期の戦略を検証する場合(区切りをまたぐ)

たとえばトレンドフォローのように、中長期のトレンドに乗る戦略を検証しているとします。トレンドの途中で、押し目でいったん全部決済しても、トレンド自体はまだ続いているなら、それは1トレードの終わりではありません。「次へ」で進めて、再びエントリーチャンスがあれば入り直し、トレンドが終わったところで「終了」を押します。

この場合、1トレードの中に「エントリー→決済→再エントリー→決済」という複数の売買が含まれます。中長期の戦略が続いている限り、それらをまとめて1つのトレンドフォローとして検証できます。

たとえば大きな下落相場を検証するなら、「開始」を押してから、その局面の中で何度も売買を繰り返し、相場が落ち着いたところで「終了」を押す、という使い方ができます。1回の売買ではなく、その相場全体への対応を1つの検証としてまとめられます。売買ごとに記録が細切れにならないため、その相場への一連の対応が正しかったかを、まとまった1件のトレードとして振り返れます。

短期の戦略を検証する場合(1回で区切る)

一方、たとえばダブルトップ(Wトップ)だけを集中して検証したい場合は、1つのダブルトップでのエントリーと決済が済んだら、そこで「終了」を押します。1つの局面=1トレードとして区切り、次のダブルトップはまた新しい1トレードとして開始します。

この場合は「1トレード=1回のエントリーから決済まで」に近い区切りになります。特定の局面やパターンを繰り返し検証したいときに向いた区切り方です。

このように、ENTRIQは区切り方を強制しません。あなたが何を検証したいか——中長期の戦略の一連の流れなのか、短期の特定局面なのか——に合わせて、「終了」を押すタイミングを選べます。

区切ったトレードに戦略タグを付ける

1トレードを確定したら、そのトレードに戦略タグ(トレンドフォロー、ダブルトップなど、自分の型のラベル)を付けられます。タグを付けておくと、後から「この型はどれくらい機能しているか」を、分析ダッシュボードでまとめて振り返れます。

たとえばトレンドフォローを100回検証したら、「トレンドフォロー」の戦略タグだけを抽出して、その型の勝率や平均損益をまとめて確認できます。型ごとに成績を切り出せるので、どの戦略が自分に合っているかが見えてきます。

区切り方と戦略タグはセットで考えると効果的です。中長期の戦略なら一連の流れを1トレードにまとめてその型のタグを付け、短期の局面検証なら1局面ずつ区切って同じパターンのタグを付ける。こうすると、型ごとの検証結果が集計しやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Q. ポジションがゼロになったら、自動でトレードは終了しますか。 いいえ。ENTRIQでは、ポジションがゼロになっても、あなたが「終了」を押すまでは同じ1トレードが続きます。トレンドが続いている途中の一時的な手仕舞いなのか、それとも1トレードの完結なのかは、検証している戦略によって変わるため、区切りはあなたが決める仕組みになっています。

Q. 1トレードの中で、何回でもエントリー・決済できますか。 はい。「開始」から「終了」までの間なら、エントリーと決済(約定)を何回でも繰り返せます。分割してのエントリーや、買い増し、両建ても可能です。それらをまとめて1つのトレードとして検証できます。

Q. 短期と中長期で、区切り方を変えてもいいですか。 問題ありません。むしろ、検証したい戦略に合わせて区切り方を変えるのが自然です。中長期の戦略なら一連の流れをまとめて1トレードに、短期の局面検証なら1局面ずつ1トレードに、と使い分けてください。

Q. 間違えて「終了」を押してしまったらどうなりますか。 終了したトレードは1件として記録されます。続きを同じ戦略として検証したい場合は、新しいトレードとして「開始」し、必要に応じて同じ戦略タグを付けて管理すれば、後からまとめて振り返れます。

まとめ

ENTRIQの過去検証における1トレードは、「開始」を押してから「終了」を押すまでのひとまとまりです。その間は、エントリーや決済を何度繰り返しても、一度ポジションがゼロになっても、同じ1トレードとして扱われます。

ポジションがゼロになったら自動で区切る、という仕組みではなく、あなたが検証したい戦略に合わせて「終了」のタイミングを選ぶ——これがENTRIQの区切り方の基本です。中長期の戦略なら一連の流れをまとめ、短期の局面なら1つずつ区切る。区切ったトレードに戦略タグを付ければ、型ごとの検証結果を振り返れます。

まずは実際に「開始」から「終了」まで1トレードを記録してみると、区切り方の感覚がつかめます。「1回売買したら終わり」ではなく、「1つの戦略を最後まで検証する」という考え方が、ENTRIQのトレード記録の基本です。


※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の売買を推奨するものではありません。トレードにはリスクがあり、将来の成果を保証するものではありません。 ーーーendーーー

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